睡眠と疲労の方法論

寝るときの正しい姿勢について考える

眠るときの姿勢は睡眠の質に大きく関わります。場合によっては姿勢が原因で不眠や起きたときのダルさなどの影響が出ている可能性も考えられます。

悪い姿勢のまま座り続けたり立ち続けたりすると、肩や腰の重さや痺れを感じて辛くなってくるものです。しかし起きている時とは違い眠っている時の姿勢について我々はあまり関心がありません。

睡眠という一日の4分の1もの時間を過ごす時の姿勢にも関わらずです。そしてその姿勢の悪さには眠っているために気づきません、ただ朝起きた時に足腰の鈍い痛みや頭の重さとして初めて自覚するのです。

人によっては寝付きの悪さや目覚めの悪さと結びついているかもしれません。
一度自分が眠るときの姿勢について向き合ってみてはいかがでしょうか?

睡眠時の悪い姿勢

みなさんは夜寝るときどのようなポーズで寝ているのでしょうか?
一日で一番長く取りつづけると言ってもいい睡眠時の姿勢ですが、その分悪い姿勢で眠ると健康への影響もよくありません。

悪い姿勢は大きく分けて三種類に分けることができます。姿勢によっては睡眠中に肺などを圧迫していたり、体の一部分に力が集中したりするので健康への悪影響が心配されます。
普段あまり意識することのない睡眠時の姿勢ですが、この機会に正しい姿勢で眠ることを考えてみましょう。

横向き
横向きの姿勢で寝るパターンです。テレビ見ながらゴロゴロしていると自然と行き着いてしまうあの姿勢です。楽といえば楽な姿勢なのですが左右非対象なのであまりバランスがよくありません。
こうやって眠っている人は普段の起きているときでも体が左右どちらかに傾いていたりすることが多いです。椅子などでも足を組んでいないと違和感があるかもしれません。
寝ている間に筋を違ったりして、寝違えが多いのもこの眠り方の特徴です。

仰向けで万歳
仰向けで両手をバンザイするかのように頭の上に挙げて眠るパターンです。一見正しい姿勢で問題はなさそうですが、そこが落とし穴です。両手を上に挙げた姿勢だと肺が満足に動かないのです。
準備体操する時でも吸うときにバンザイして吐くときに手を下ろしながら呼吸します。両手を上げっぱなしだと息を十分に吐ききることができないため、寝ている間の呼吸が十分にできません。要注意です。

うつ伏せ
最悪の眠りかたです。呼吸が満足にできません。幼児であれば命の危険に晒され、酔っ払いであれば某外相のように吐瀉物をつまらせるかもしれません。
この眠り方だけは避けるべきです。

皆さんはどの姿勢に当てはまりましたか?姿勢によっては体に負担がかかって疲れが取れなかったり、一部分に体重が集中して関節痛の原因になることもあります。
睡眠時の体重のかかり方は枕の高さや布団の厚さや反発なども関係してきますが、まずは眠るときに自分がどの姿勢に当てはまったか考えてみてください。

特にうつ伏せ寝の方はこの機会にぜひ正しい姿勢で眠る習慣をつけるよう心がけてみましょう。

「仰向け」が睡眠時の正しい姿勢

眠るときの正しい姿勢は「仰向け」です。立って気をつけをしたままそのまま後ろに倒れた姿勢ですね。「ざ・たっちの幽体離脱~」の姿勢が理想型です。

あの姿勢であれば手足は力が抜けてリラックスしアンバランスに体重がかかったりすることもなく、睡眠時の呼吸もスムーズです。快適な眠りのために必要な全てを兼ね備えたポーズが、仰向けなのです。
ぜひ実践してください。

大切なのは全身に負担が均等に分散された姿勢で眠ることです。部分的に負担がかかった姿勢で寝ると体の節々であったり、内臓が圧迫されたりして休息の妨げになります。

確かにいつもの崩れた姿勢で眠るのは安心感があり、その姿勢が一番眠りやすいでしょう。
しかし人は休むために眠るのですから、体から疲れを取るためなのに不自然な姿勢で却って疲れを貯めこんだりすることは避けるためにも正しい姿勢で眠る様に気をつけましょう。

人は起きている時の姿勢には敏感でも寝ているときの姿勢には注意を払わないものです。猫背だったりすると誰かしらが注意してくれますし、「正しい姿勢」というものを子供時代から意識させられるものですから自然と普段から気を使うようになっています。
しかし眠るときの姿勢は違います。

そもそも家庭や学校や会社などの、社会のあらゆる場面であっても寝るときの姿勢を注意される事はありません。平均寿命で考えれば人生のうち20年以上は眠っていることになるのですからもっと徹底してほしいものです。

貴重な人生を有意義に生きるためにも、この機会にぜひ仰向けの正しい姿勢での睡眠を心がけるようにしましょう。

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