睡眠と疲労の方法論

不眠やだるさはうつ病が原因かも

不眠やだるさはうつ病のサインかもしれません。一般的にうつ病は気持ちが落ち込んだり辛い気分を味わったりするものだと思いがちですが、うつ病が不眠やだるさと言った形で体に現れることも多いのです。

たとえ気分が落ち込んでいないとしても夜寝付けなくて睡眠不足になったり、日中に体が重くて常にだるいと言った症状が出ているとすれば、それはうつ病の可能性を疑ってみるべきです。
たかが不眠、たかがだるさ、そう考えているうちに本格的なうつ病を発症してしまう可能性もあります。

精神的な病に限らずあらゆる病気は初期対応が大切です。体がだるかったり夜眠れなかったりしているくらいの軽い症状であるうちに適切な診察と治療を受けることができれば、元の健康的な生活を取り戻すことは難しくありません。

もし不眠・だるさを感じていて他に心当たりがないのであれば、早急に心療内科や睡眠科などで見てもらうことをおすすめします。

仮面鬱は体の不調に症状が現れる

一般的にうつ病は精神的に落ち込んで苦しみを感じるものだと思っていらっしゃるはずです。しかしそれはうつ病の症状の一つでしかありません。
うつ病の症状としては気持ちが落ち込むだけではなく体のだるさや不眠、性欲・食欲の減衰に加え頭が重くてぼーっとするなどといった傾向も見られます。
うつが影響を与えるのは心だけではありません、体の健康にも影響を与えるのです。

うつ病は体は関係なくあくまで心の病気といった認識は捨てて、心身の病であると考えることが大切です。
例えば肩こりが原因となってうつ病になる人もいます、思わぬことが引き金となっていることも多いのです。
他のページにおいても自律神経とうつ病の関連について触れましたが、体の不調は放っておくとやがて精神の不調として現れます。
心と身体はつながっているのです。

うつ病の中でも精神的な苦痛に焦点をおいたものを普通にわれわれがうつ病と読んでいるのに対し、だるさや不眠などと言った肉体的な症状として現れている部分に焦点をおいたものを仮面鬱と言います。
精神的な落ち込みを経験しない場合、自分がうつ病であるという自覚を持つことができないため、ほっておくうちに症状が悪化してしまうというパターンが多いのが残念です。

そもそも仮面といってもそれはうつ病ではないという意味や仮病ということではありません。
うつ病がまるで身体的なだるさや不眠と言った形で、症状が体の不調という仮面をかぶったかのように現れることから仮面鬱と言われているのです。

仮面鬱という命名のせいで仮病だとか演技だという言葉を投げかけられることでますます精神的に追い詰められ、症状が悪化していくかわいそうな人もいます。
これはひとえに命名者の責任です。仮面などという風に付けずに肉体とか体感性鬱とでもつけておけば余計な誤解を防ぐこともできたはずなのですが、きっとそういうことを想定せずに専門家のフィーリングを優先してしまったのでしょう。

うつ病から来る不眠はストレス発散が大事

一般的にだるさや不眠と言った形で症状が出る仮面鬱であってもその対策は変わりません。普通のうつ病と同じ治療をすることが仮面鬱の治療になります。
これは仮面鬱もうつ病も結局は同じ病だからです。症状が気持ちの落ち込みと言った形で現れているか、不眠などの肉体的な形で出ているかの違いでしかありません。

具体的には病院での投薬や軽運動、ストレスを貯めこまない生活などをすることによって不眠などの症状も緩和していきます。

とはいえ働いていらっしゃる方などであれば当然仕事を休むわけにも行きません。ストレスは職場の人間関係や仕事の責任からの重圧といったものが多いですが、働きながらこれらを避けることは不可能です。
ですので積極的な娯楽でストレスを発散するという自己管理や、軽い睡眠薬などの方法が妥当でしょう。

産業医の診察を受ければ間違いなく休むことも可能ですが、実際のところそこまでは踏み切れない方が多いと思います。

なので一番簡単な方法は、仕事をしていない時は一切仕事のことを考えないようにすることでしょう。積極的にプライベートな時間を充実させることができれば難しくはありません。
夜寝る前や出社前の時間にもうつ病の症状が現れがちなので、そういったタイミングであっても仕事のことは考えないように習慣化する必要があります。

職場の中以外では自分は仕事と無関係な人間なのだという意識を持つこと、プライベートとのメリハリをはっきり作ることが大切です。

仮面鬱は確かに誤解も多く自覚もしづらい病ですが、きちんとした初期対応をすることが大切です。軽んじることなく向き合っていきましょう。

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