睡眠と疲労の方法論

眠りからすっきり目覚めるための90分=1時間半ルール

快適な目覚めを手に入れたいのであれば必ず守らなければならないルールがあります。90分=1時間半ルールです。なぜ人は1時間半の倍数の睡眠時間だとすっきりと目を覚ますことができるのでしょうか?

眠りをより効率的にしたいのであれば基本中の基本というべき知識ですが、その理由を意外と意識していない方も多いと思います。そもそもなぜ眠るのであれば1時間半の倍数が良いのでしょうか?

90分でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す

時間生物学には睡眠周期という言葉があり、もちろん生物である人にも睡眠周期があります。

睡眠周期とは眠り始めて浅い眠りからどんどん脳の活動が低下していってしっかり休息モードに入り、そしてまた浅い眠りに戻ってくるまでを指すことばで、一般的にはレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す周期と言われることが多いでしょう。

脳波で言うと通常のリラックスした状態のアルファ波から浅い眠りのシータ波を経て、深い睡眠状態のデルタ波になってからまた浅い眠りのシータ波に戻ってくるまでです。
睡眠の深さを表したグラフをみると高校の数学のコサインの波の様に、浅い状態から深い状態、そしてまた浅い状態に戻ってきます。この睡眠周期が人の場合およそ90分、1時間半なのです。

ただし睡眠周期は必ずしも固定的なものではなく、人によっても個人差が存在します。ある日は85分かも知れないし、他の人にとっては95分が睡眠周期の間隔かも知れません。
もしあなたがスムーズに目が覚める間隔が見つかったのであれば必ずしも90分間隔を守る必要はありません。

脳が起きている時と近い状態に

睡眠周期が人は1時間半に設定されています。ではなぜ睡眠周期に合わせて睡眠時間をセットするとスムーズに目が覚めて、無理なく起き上がる事ができるのでしょうか?

ここには睡眠の浅い深いが関係しています。
先ほど説明した深い睡眠の時はデルタ波という脳波が流れており、いわゆるノンレム睡眠と言われる体だけではなく脳もぐっすりと眠っている状態になっています。
逆にシータ波が浅い眠り、レム睡眠時にはさらにシータ波にベータ波が加わって活動している状態です。

脳波が覚醒時に近い状態になっているということはつまり、1時間半の周期で脳はスタンバイ状態に入っているのと同じことなのです。
感覚的に理解したいのであれば例えに語弊はありますが、脳波は脳の脈拍のようなものだと考えてみるとわかりやすいでしょう。

運動するときに体が温まっているとやりやすいように、目を覚ますときにも脳が温まっていると都合が良いのです。

スポンサーリンク