睡眠と疲労の方法論

睡眠計で隠れ不眠症をチェック

隠れ不眠症とは自覚のないままに睡眠に問題を抱えている状態のことです。寝付けない、夜中に目が覚めると言った自覚できる症状がない場合は隠れ不眠症を抱えたまま日常的にダルさなどを感じながら生活することになります。

睡眠中の出来事ですから、自覚するのが難しいのも仕方がありません。しかし気づかずに放置していると日常生活のパフォーマンスが低下したまま過ごすことになるため、健康だけではなく仕事や学業や家事などにも影響が出てきます。

自覚するのが難しく放置すると危ない隠れ不眠症ですが、実は睡眠計を使うことで簡単にチェックすることができます。

隠れ不眠症とは

隠れ不眠症は睡眠に問題が有るにも関わらず、はっきりと自覚できるような症状の出ない不眠症です。不眠症と言ってもその原因は一つではなく、睡眠時無呼吸症候群であったり自律神経失調症であったりあるいはうつ病などが背景にあったりと様々です。

隠れ不眠症の怖いところはなんといっても”隠れ”ですので自覚が無いところです。正確には自覚できる機会が全くないわけではないのですが、例えばたまに夜目が覚めるなどしたとしてもそれを不眠症として捉えることは簡単ではありません。
「眠っている時にありがちなよくあること」の範疇に収まってしまうため、自覚することが出来ないのです。

もし隠れ不眠症の背景にある問題が、進行性の命に関わるような病であったりしたとするとぞっとします。

例えば前述したように夜中に目が覚めてしまう中途覚醒や寝付けないと言った入眠障害などであればすぐに自覚できるため、睡眠科などで相談することで改善が見込めます。

しかし隠れ不眠症の場合は本人の自覚が無いため、「治療しなければ」という意志を持つ機会そのものが得られないのです。

病識という言葉があります。「自分は病気である」という認識を持つことを指す言葉です。病識は治療の機会を作ると同時に治療に積極的になるために必要な認識なのです。

隠れ不眠症の場合はその病識が得られにくいため、なんとなく疲れているくらいの認識のまま放置されてしまいやすいのです。もし本当は一刻を争うような治療の必要な病気が潜んでいたとしたら、もし早く気づくことさえ出来ていれば治せたかも知れないとしたら、手遅れになってから後悔はしたくありませんね。

では具体的に隠れ不眠症を発見するためにはどうすれば良いのか説明していきます。

睡眠計で眠りの深さを測る

一番簡単で確実な隠れ不眠症をチェックする方法は睡眠計を利用する事です。睡眠計とは睡眠計測器のことで、眠りの深さや睡眠時間を測ることのできます。タニタみたいな健康器具メーカーはだいたい睡眠計を製造しています。

睡眠計がどのようにして眠りの時間や深さを測定するのかというと、血圧や脈拍などを利用するもの、赤外線センサで体の動きを感知するもの、あるいはマット上になっていて体の動きを直接計測するものなどがメジャーです。

最近だとスマホと連携した腕時計タイプのものが人気で、睡眠だけではなく日中の活動や健康状態も記録してくれるので便利です。

隠れ不眠症ははっきりとした自覚症状が無いため、はっきりさせるためにはこうした測定器に教えてもらうしかありません。例えば睡眠時無呼吸症候群であれば家族などに「いびきがうるさい」と指摘されるチャンスも有るかも知れませんが、いびきのような目立ったサインがない不眠症の場合睡眠の深さを確認する以外に方法はありません。

睡眠計もかなり安価で多機能化しているので、睡眠だけではなく自己管理の一環としても役立つでしょう。放置しておくと怖い隠れ不眠症のために、不安な方は睡眠計を試してみるとよいでしょう。

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